シクロクロス東京

自分にとってシクロクロス全日本選手権とこのシクロクロス東京は最重要大会に位置している。

去年の順位を超えるために、C1で表彰台に乗ることを目標にやってきた。
正直、僅かでもその可能性を持つ選手のひとりだと思っていた。

これまで、朝倉コーチと組み立ててきたトレーニングは良い方向に向いているし、自信もついてきた。

あとは結果だけが欲しい。それを証明したい。いや、証明したかった。。。
レース直前の日々を忘れないために振り返っておく。

1月18日 ローラー台でのトレーニング後、体調不良を感じる。
1月19日 朝から体調不良、解熱剤を服用し仕事へ。
1月20日 朝から絶不調、職場に2時間いて業務に就くが、継続不能で早退。インフルA罹患確定。
  ~
1月24日 闘病
1月25日 どうにか出勤できるまで回復
1月26日
  ~   仕事で心身忙殺、さらにインフルで失った体力が回復せずで練習できず(2月4日はどうにか幕張で
       練習をする)
2月 8日 仕事もひと段落し、溜まった疲労を全力で抜く作業に取り掛かる
2月 9日 ローラーで回復を促すも、復調の兆し見えず焦り始める
2月10日 藁にもすがる思いでローラーで回復を促す。(社会人の現実を痛感)
2月11日 大会当日、少しは身体も心も軽くなり、レースに挑もうというメンタルに。

という、1月18日以降、トレーニングらしいことはまともに出来なかった状態で戦って目標に届くほどC1は甘くない。

試走 空気圧はF1.6、R1.4で走る。空気圧云々よりもあらゆる局面で身体というか手足が動かない。ようは乗れていないという状態。バイクを変えて各1周走ったけど、諦めた。

高木さんからボーラを借りていたけど、今日の自分では乗りこなせないと判断して、アルテグラのチューブレスホイールとシラクのサンドで走ることにした。ボーラに比べると重いし鋭さに欠けるけど、少しくらいラフに乗っても反応がほどほどなので、ある程度の失敗をカバーしてくれる懐の広さがある。

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写真:吉原さん

スタート前はそれまでのネガを跳ねのけるほどの集中力があったし、スタートも成功。おおよそ10番手以内で森林区間を抜けることができたが、試走時に乗れていないと感じた感覚は間違っておらず、森林区間でのコーナーワークも周りの選手より明らかに劣っている。どうにか抜かれないようにポイントを押さえて順位キープ。

砂浜区間でもバランス感覚がマヒしているかのように転倒を繰り返す。それでも一時は5位から8位のグループを形成し30分は耐えていたが、その後一気に垂れてしまった。
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写真:吉原さん

今できることは技術も何もない、ただ自転車を担いで押して砂浜をランニングするだけ。ひたすら耐えて耐えて耐えて走る。自転車の大会なのに走る。シングルトラック区間を多少犠牲にしても砂浜を乗るつもりで使用しているシラクサンドが恨めしい。

くそー!なにやってんだよ、おれー!

隊長ー!がんばれーって応援や砂浜を一緒になって走ってくれる応援に答えることすらできない。

タイム差を教えてくれる重田パパ、サヤ。

辛いところでゲキを飛ばしてくれる島田さん。
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後続にどんどん抜かれてさ、もう悔しいのなんの。
応援サポートしてくれる人たちと一緒に走るシクロクロスを1戦1戦大切にしたいから、下を向くことも捨てレースもない。ただ、耐えてゴールを目指しました。

結果16位


総括
今日ここにいる自分があるのは献身的なサポートをしてくれる高木さんたちや朝倉コーチのおかげでもあるけど、最後は自分自身なんだ。だから、悔しいけどこの結果もまた実力なんだと思っています。

社会人としてやっていくのならこのくらいで満足することもありだと思う。それは間違いじゃない。けど、望んでいるのはそれじゃあないんです。

欠けてるピースはまだ沢山あるし、そのピースは目の前に落ちているんです。それらをどうやって拾い集めていくか。
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自分に打ち勝つために、まだまだ挑戦を続けます。
叱咤激励をよろしくお願いいたします。

Team CUORE 大塚将悟

使用機材
バイク グエルチョッティ(イルクオーレ)
インソール ソールスター(イルクオーレ)
ペダル ディズナ48ペダル(マティーノ)
レーニングコーチ(マティーノ朝倉君)