GPミストラル最終戦 レポート

 
今シーズン最後のレースで、最初のカテ1。
 
1か月の練習期間でどれほどのパフォーマンスを上げることが出来るかが、ポイント。
 
練習回数は10回。
21時間程度の練習時間ではあったが、最大効果を得るために選んだ練習はメディオの時間と高負荷の練習時間。全体の4割をそれに充てた。
イメージ 1
 
その結果から得られたフィーリングは、不整地でのべーすスピード向上や、振動から来る心拍上昇の抑制。
 
そうした向上をもって挑んだ最終戦はというと。。。
 
 
レポート
カテ1  10位(トップとのタイム差 3分50秒)
機材
バイク リッチースイスクロス
タイヤ圧 1.9気圧(前後)
スポーツバルム レッド1
 
コースのレイアウトは以前と大きく変わり直線区間が多いスピードコース。風の影響を大きく受けるレイアウトとなった。
 
試走を繰り返した結果、空気圧は1.9に落ち着いた。実はもっと低圧の方が全体の安定感が増していたんだけど、コーナリングにとてもクセが出てしまい、今の技術では乗りこなせないという判断からこの数値に。
 
さて、レース本番。
やっぱり、カテ1ともなるとさ、ちょいとばかりナーバスになりますね。MTBでJシリーズ転戦をしていたころから、エリートとして走っていた憧れの選手たちと肩を並べて走れるんだから、そりゃ緊張します。
 
スタートラインに並ぶと、ヨッシーやノース君、えしけんと同じ位置。その後ろにはなぜか?池本選手。
 
もうすぐ、スタート時刻となったその時、あと5分待ってとのアナウンス。
 
一同、えぇー?って。
 
僕は、車の陰に隠れて腕立て50回ほどやって息を上げる。
 
さあ、いよいよスタート!
 
クリートキャッチも上手くはまり、加速する。以前ならスルスルと前に行けるところだけど、そこはカテ1、皆スピードがあります。ポジションキープが精一杯。
 
しかも、コーナーコーナーの立ち上がりは、必ずダンシングでモガくので脚が一杯!
 
なんとか13位程度の順位に落ち着くが、目の前には6人位は手の届く距離にいる。このパックの先頭に立てれば、ひとケタ順位でゴールができる。
 
周回を重ねていくと、ヨッシーが1人抜け出した。
 
前にはノースくんを含む4人がパックになり、1人それを追う展開に。
 
コース前半の区間や階段セクションである程度距離を詰められるんだけど、後半の直線区間で向かい風と1人戦うのは、いささかキツイ。
 
もっと強く踏むことを場面場面で使えると追いつきそうなんだけど、それが出来ない。。。今の実力がこういう所に出るんだなーって反省しながら追走する。
 
最終周回、前の4人がアタック。
 
完全にばらけてる。
絶対にだれか一人は垂れると思い、集中して走る。
 
案の定、そのうちの一人、シーナックの選手がドロップオフで失速。
 
追いつくチャンス。
 
相手は気持ちも切れてる。
鉄塔前の直線区間で追いつき、間合いを図る。いつ抜くか?
 
まだ脚を残しているかも。そんな不安を振り払うように、勇気をもって鉄塔横の一瞬フラットになる場所で抜いて、アタック。
 
ゴールまで難しい区間はないので、脚を緩めればあっという間に追いつかれる。
 
ゴールラインをくぐるその瞬間までもがき続けた。
 
本当に出しっきったレースだった。
 
ゴール直後は立っていられず、応援に来てくれていた、高木さんやチームのみんなが僕にねぎらいの言葉を掛けてくれた。
 
今回のレースで、カテ1でもなんとかやっていける自信になった。
ただ、結果を残せるレベルにないこともよく分かった。
 
次のシーズンまで約9か月。
 
目標は大きく!
 
ミストラルでの表彰台
全日本でトップ10
 
大きく成長するには、ギリギリの期間だから計画性をもってしっかりやっていかきゃ。
 
さあ、どこまでやれるかな?
 
チャレンジすることは誰にも与えられた平等な権利だ。あとは自身が実行するだけだ。
 
来年はチーム登録も行い、カテ3で走り始めたチーム員と共にクオーレを盛り上げていきたい。
 
応援してくれた高木さんはじめ、チームの皆さん、ありがとうございました。
 
 
Team Cuore
大塚 将悟