GPミストラル第3戦
はたして、いつものようなレース展開になるのか?そんなわけねーよなあと思いつつ過ごした先週末。
世間は野辺山大会に大盛り上がりで、ワタクシはというと湿気た気持ち?で都内でお仕事。
翌日曜日をライバル君と一緒にもがき倒してこのミストラルに備えた。
しかし、そこはサラリーマン。このウィークデイは全く疲労を取ることが出来ないどころか、連日の研修を全力で走り続け合間に3日間連日の飲み会と身体の芯まで疲れてしまった。
事実レース前の土曜日に至っては、出かけた先々でうたた寝をする始末。
久しぶりに駄目だこりゃって気持ちになった。
しかし、そんな中でも一筋の光が!
日頃よりお世話になってるイルクオーレさんからイタリアのクロス車、グエルチョッティ・リブラクロスを準備して頂いた。
人生初のカーボン車体。しかもカンパニョロのアテナCXで組むという僕にとっては超豪華アッセンブル!!!
この車体で走るということがこの日最大のモチベーションだったね。
だって、まだ100mも走ってないんだもん、そりゃあ楽しみですよ。
で、レースの方はというと、、、。
スタートは初めての最後尾。
初めて後方から追い上げるという経験をさせてもらった。
スタートは得意な方であるが、流石にカテ1そうは上手く前に出ることが出来ない。まして翌週に全日本を控えているとなれば、皆考えは同じ。スタートからペースアップですよ。しかもMTBロンドンオリンピックを目指しているブリジストンアンカーの山本幸平選手まで参戦しているもんだから、皆必死です。
僕は身体の疲れがアップにまで響き、汗をかくことが出来ない状態で、しかもド新車で参戦という状況。完全にリズムを失ってしまい、ギアをどう掛ければよいのか?微妙にポジションが合わないなど、ネガティブな要因を抱えながら走っていたら、案の定コース後半の橋渡区間でまさかの前方宙返り。
MTBライダーとしてはかなり恥ずかしい転倒を序盤で披露してしまった。リズムが取れない状態で走っても駄目だと、ピット(今回は全日本に向けてピットクルーをクオーレの社長とチーム員の姉さんが引き受けてくださり、その練習も含めてミストラルでもピットを入れました)に入り愛車のリッチーに乗り換えるも、今度はグエルチョッティに比べたら全く走る感覚が無くて途端に後方から来た選手に抜かれ、一時はドべ3位まで転落。
このままじゃ、アッカーーーンってマジで焦りながら再度ピットへ。グエルチョッティに乗り替えたら途端に走りだした!!!身体の調子も少しづつ戻ってきたのではあろうけど、苦手としていた凸凹の直線区間でぐんぐんとスピードが上がっていく。今までとギア2枚は違う。明らかに速くなってる。レース中、機材ってすげえ!って驚いた。
最初の2周とは明らかに違う走りを、このグエルチョッティで表現することが出来た。カーボンは振動減衰性が本当に高いんだね。驚いたよ。乗り味も程よい踏み味で踏み切れる程度の硬さな印象。ハンドリングも極めて素直で本当に乗りやすいしね。変な緊張感が無かったから、レースの最後まで追い込むことが出来ました。
まあ、レース後は激しい酸欠で痙攣を起こしていたくらいだから、120%の力を出させたこのバイクは、ある意味危険なバイクと言えよう。
結果は12位
この結果は普段のメンバーに加え、MTBの山本兄弟の参戦を考えたら悪くない結果であったとおもう。しかし、僕が求めているのは更に上の順位での活躍。やるべきことは分かっている。どうにか一歩づつでも前に進んで行こう。
応援・サポートありがとうございました
Team Cuore 大塚将悟